【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 牝馬戦線も世代交代か~エリザベス女王杯

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今年も阪神競馬場で「強い牝馬」が誕生する(撮影・おかだ)


こんにちは!

競馬ページ担当の おかだ です!

 

このページでは、競馬観戦歴10数年、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

 

今週末から年末まで毎週GⅠが続きます。まずは牝馬の頂上決戦、11月14日に阪神競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ、芝2200m)が行われます。

勢いに乗る3歳勢がまたまた年長馬を負かすのか。それとも悲願のタイトル獲得を目指す先輩牝馬が意地を見せるのか。「強い牝馬」の時代を受け継ぐ、新たな女王が決まります。

 

 

偉大な母のために勝つ~アカイトリノムスメ

一気に世代交代を狙う3歳牝馬アカイトリノムスメ。3冠牝馬である母アパパネが現役時代勝てなかったレースに初めて挑みます。

3歳牝馬3冠最終戦となった前走・秋華賞(GⅠ)で悲願のGⅠ初制覇。桜花賞4着、オークス2着と涙をのんだ春の悔しさを晴らしました。

 

秋のGⅠ、3歳馬はスプリンターズステークスでピクシーナイト、天皇賞・秋でエフフォーリアが勝利。秋華賞と菊花賞は3歳限定GⅠでしたが、実質3歳馬の全勝です。

夏競馬の時から短距離を中心に3歳馬が年長馬を負かしていました。秋になって勢いは増し、若駒たちの快走が続いています。

 

母は10、11年に2年連続で出走し、いずれも3着。当時の1着馬は、ともに英国のスノーフェアリーでした。他の馬が止まったかのように見えた次元の違う豪脚で日本のGⅠを軽々と連覇。あれから10年近く経っても、スノーフェアリーの凄い脚はこの時期になると思い出します。

今回は年長馬と初対戦。母が成し遂げられなかった3歳での戴冠となるか。世代全体の勢いにも乗って統一女王を目指します。

 

GⅡ3勝 今度こそGⅠ~ウインマリリン

今度こそGⅠタイトルへ。ウインマリリン(牝4)に最大のチャンスが巡ってきました。

 

前走のオールカマー(中山・芝2200m)を制してGⅡは3勝目。これまでもGⅠの前哨戦では勝っていますが、本番での勝利がありません。

 

20年のエリザベス女王杯は4着でした。上位の馬はラッキーライラック、サラキア、ラヴズオンリーユー。自慢の先行力で対抗するも、最後は先輩牝馬の末脚に屈しました。

今回は前年の上位3頭がいません。21年は牡馬の一線級と走って互角以上に走っていることを考えれば、牝馬同士ならライバルを上回れるチャンスは大きくなります。

鞍上はGⅠレース3連勝が懸かる22歳の横山武史騎手です。父・典弘騎手はクラヴェルで参戦。天皇賞・秋に続いて父を負かし、パートナーに初のGⅠタイトルをプレゼントします。

 

3度目の正直 距離克服へ強い味方~レイパパレ

大阪杯(GⅠ)以来のGⅠ制覇を狙うレイパパレ。連敗した2200mの距離克服を名手の腕に託します。

 

勝利した4月の大阪杯は阪神競馬場の2000m。雨で悪くなった馬場を味方につけて、道悪に不安のあったコントレイル、初の中距離挑戦だったグランアレグリアに勝ちました。

問題は大阪杯後の2戦。6月の宝塚記念は今回と同じ舞台でした。残り200mを過ぎて先頭に立ったかと思われましたが、クロノジェネシスの追撃を受け、さらに一度かわしたユニコーンライオンにも差し返されて3着。200mの距離延長に対応できませんでした。

9月のオールカマー(中山・芝2200m)は4着。宝塚記念同様に先行し、直線で先頭に立ちましたが、ウインマリリン、ウインキートス、グローリーヴェイズにかわされました。デビュー8戦目で初の馬券外。距離不安を解消できないまま秋のGⅠ戦線に突入します。

 

今回はクリストフ・ルメール騎手と初コンビ。21年は170勝(11月12日現在)。2位の川田将雅騎手に43勝差で最多勝争いを独走しています。

ルメール騎手といえば、20年は外枠に入ったラッキーライラックを絶妙な手綱さばきでエスコートし、優勝に導きました。2200mで3度目の正直。今後の可能性を広げるためにも勝っておきたい一戦です。

 

 

それでは筆者の見解です。

本命はウインマリリン。2200mの距離、コーナーを4回走るコース、前年も年長馬相手に4着と結果を出しているなど、前述の通り、同馬にとってこれ以上ないチャンスが訪れたと思っています。鞍上の勢いも止まる気配がありません。前年のリベンジを果たし、初のGⅠ制覇に期待します。

 

対抗はここまで名前が出てなかった馬。5月のヴィクトリアマイル(GⅠ)で2着だったランブリングアレー(牝5)。7着だったオールカマーは、直線で進路に詰まったような場面もありました。女傑ぞろいの5歳牝馬は先週、ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが米国GⅠ制覇の歴史的快挙を達成。最強世代の一角、侮れない一頭です。

 

3番手はアカイトリノムスメ。他にも多くの伏兵馬はそろっていますが、より勝利に近い3頭に絞ります。レイパパレは含みません。2200mを先頭で走るようなことがあれば、素直に拍手を送りたいと思います。

 

 

今回はここまで。

次回もお楽しみに!

 

 

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