【パラQ&A】選手各自の工夫にドラマあり~卓球②

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右が岩渕孝洋選手、左が茶田ゆきみ選手(撮影:mimiyori編集部)
東京パラリンピックは1年延期されたが、21年8月24日に開幕することが決まった。オリンピック競技は知っているけれど、パラリンピック競技はよく分からない……という人も多いかもしれない。この連載「パラQ&A」は各競技について、見どころをクイズ形式で紹介する。今回は、東京パラリンピックでの活躍が期待される日本と海外の注目選手に関するクイズを出題。
 
 

Q.パラ卓球界のエースである岩渕幸洋選手がライバルの弱点を研究するための手段は?

  1. ①聞き込み
  2. ②ビデオ録画
  3. ③瞑想
 








②ビデオ録画

パラ卓球ではプレースタイルが選手独特なため、相手の癖(特徴)を知ることが重要となる。身長162センチの岩渕選手は、体格で勝る海外勢に対して、カウンターやナックルボールなど多彩な攻撃で対抗する。ライバルの弱点を突く作戦を練るため、国際大会ではその相手の試合をビデオで撮影。自分で見るだけでなく、学生時代はそのビデオをチームメートにも見せ、対戦相手として真似してもらう想定練習も行った。

Q.車いすクラスの茶田ゆきみ選手が武器とする技の名は?

  1. ①ツッツキ
  2. ②キツツキ
  3. ③ウグイス
 








①ツッツキ

「ツッツキ」とは、ボールをラケットで突っつくように返す技。茶田選手のツッツキは打つ瞬間に加える強力なスピンが特徴で、一般的なツッツキに比べ手首のスナップを効かせることで強烈な高速回転を生み出している。相手がこのボールを普通に打とうとするとボールは飛ばず、ネットの前に落下。強引に打つと、上に飛んでしまう。

Q.車いすクラスの吉田信一選手のラケットには、障がいならではの工夫が施されている。それは?

  1. ①球を打つ面が四角になっている
  2. ②グリップに特殊なテーピングを巻いている
  3. ③グリップが伸縮可能
 








②グリップに特殊なテーピングを巻いている

吉田選手が使用しているラケットのグリップ部分には、通常のグリップの上に2カ所、テーピングが巻かれている。障がいの影響で汗をあまりかかず、手が湿らないため、テーピングでグリップ力を増しているという。

Q. 16年リオで五輪とパラリンピックの同時出場を果たしたナタリア・パルティカ選手(ポーランド)は生まれつき右前腕がない。サービスの球はどこで上げる?

  1. ①右ひじ
  2. ②右ひざ
  3. ③右肩
 








①右ひじ

パルティカ選手は、世界的に有名な女子パラ卓球選手。2004年のアテネ大会以降、パラ個人戦では4連覇した。健常者の世界ランキングでも50位以内に入ったことがある実力の持ち主で、08年北京から3大会連続で五輪とパラリンピックの両大会に同時出場している。先天的に右腕のひじから先がないが、サービスの際は右ひじのくぼみに球を乗せて構え、そこから球を揺らしながら上げて打つ。

Q.兄弟で東京パラリンピックを目指している立石アルファ裕一選手は、日本人では珍しいミドルネームを持つ。その理由は?

  1. ①弟が先に付けていたため真似した
  2. ②両親が日本人とギリシャ人のハーフ
  3. ③日本人の父が「世界で通用する名前に」と名付けた
 








③日本人の父が「世界で通用する名前に」と名付けた

父・武泰さんが「世界で通用する名前に」と名付けた。5人兄弟そろってミドルネームがあるが、両親はともに日本人。「アルファ」はギリシャ語で「物事の最初」「未知数」の意。立石選手のコーチを務めているのは、弟のイオタ良二さん。二人三脚で東京パラ出場の夢を追いかけている。
(mimiyori編集部)