【パラスポーツ】車いすラグビー=10月16日開幕ワールドチャレンジ② 若手選手を招集 世界一の日本代表が進化を続ける

f:id:mimiyori_media:20200825133902j:plain

エース池崎と「イケイケ・コンビ」を組む池透暢主将(右=撮影:mimiyori編集部)

車いすラグビーの国際大会、ワールドチャレンジは2019年10月16日に開幕する。
日本代表は今大会、18年世界選手権覇者として強豪国を迎え撃つ。

世界の頂点に導いたケビン・オアーヘッドコーチ(HC)は、日本代表のさらなる進化を求めて今大会に臨む。
チームをけん引する主将・池透暢は、来年のパラリンピック本番を前にした重要な国際大会で、日本代表の今の力を全てぶつける決意だ。
       ケビン・オアーHC:若手起用で戦術試す


今大会は20年東京へ選手編成を考えるため、主将・池透暢、エース・池崎大輔ら主力とともに17歳の橋本勝也ら若手も招集した。

「1軍よりも、20年に向けて若手中心に起用して、戦術含めコンビネーションなど、メンバーを変えながら試していく」

世界一のチームにさらなる進化を求めて強豪国に挑む。


橋本は18年6月のカナダカップで国際大会初出場。世界選手権優勝も経験し、2020年東京パラリンピックに向けて活躍が期待される若手の成長株。オアーヘッドコーチは、練習でも池、池崎に向かっていくなどのアグレッシブな姿勢を評価している。
予選リーグ初戦となるブラジル戦は、橋本ら若手の起用を明言。ローテーションやコンビネーションを選手たちに確認させる狙いだ。

初戦の相手ブラジルは世界ランク10位。ランク的に格下の相手となるが「16年リオでは強豪国といい試合をしていた。準備を整えて、リードを保ちながら戦いたい」と気を引き締めた。

 

 

池透暢主将:「今持っている力をすべて出し切りたい」

主将の池、エースの池崎はもちろん、若手も揃った今大会の日本代表。「今回のメンバーでどれだけ相手に向かえるか。今持っている力をすべて出し切りたい」と力を込める。19年3月まで米国でプレーしていたが、以降は日本に拠点を移して活動。他の選手と積極的にコミュニケ―ションを取れて、コンディションを整えやすい環境を整えた。

19年6月には代表に副将が置かれ、16年リオパラリンピック銅メダルのメンバーでもある羽賀理之が就任した。
主将から見た副将の姿について、「チームをやわらげさせてくれる存在。全体を見て、自分を犠牲にしても全体のことを考えてやっている。みんなを盛り上げてくれる」とエールを送った。

予選リーグの相手となる英国は、19年のフォー・ネイションズ優勝チーム。「あの大会から力をつけている」と、チームの雰囲気が良く、勢いに乗って向かってくるチームとして警戒している。フランス、ブラジルとの激戦も想定し、予選から心身ともに準備にぬかりはない。

10月13日に行われたラグビーW杯の日本―スコットランドはチームメートとテレビで観戦した。戦う姿勢を貫く姿、途中でピッチを去らなければならなかった選手の思いなど、日本代表の活躍に「熱いものを感じた」という。

今大会の3位決定戦、決勝が行われる20日は、ラグビーW杯の日本対南アフリカ戦。「試合を見て感じたことをコートで出したい。そして、自分たちが勝利して、ラグビー日本代表を勇気づけたい」と必勝を誓った。

(mimiyori編集部)

ラグビーW杯8強 車いすラグビーも盛り上がり受け継ぐ


英国:クリス・ライアン
「強豪が集まった大会。頑張ってトップを目指したい」


ブラジル:ジョゼ・イギノ
「20年に向けて、強豪国の壁は高いが頑張って立ち向かいたい」


豪州:ライリー・バット
「日本は過去10年でも強力なチーム。当たりが強くタフな相手。対戦するとなれば絶対に勝ちたい」


米国:ジョー・デラグレイブ
「日本で、世界の強豪と戦えることに感謝してプレーしたい」