【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 トップホース競演 本命不在の一戦も~秋GⅠ前半戦見どころ

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各世代・カテゴリーの頂点を争う秋が始まった(写真はイメージ、撮影・おかだ)


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6月、宝塚記念以来の更新です。いつの間にか秋のGⅠがスタート。10月3日はスプリンターズステークスが行われ、3歳馬ピクシーナイトがスプリント界の世代交代を告げる勝利を挙げました。

次週から続くGⅠには、夏の充電期間を経て有力馬が本格始動。今回は10月に行われる秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋を秋GⅠ前半戦として、各レースの見どころを紹介します。

 

 

白毛の女王ソダシ2冠なるか~秋華賞

白い馬体は再び輝くでしょうか。10月17日、3歳牝馬による3冠レース最終戦、秋華賞(GⅠ、阪神・芝2000m)が行われます。

最有力候補は桜花賞(GⅠ)を制した白毛馬ソダシ。2冠を狙ったオークス(GⅠ)は8着に敗れましたが、初めて年長馬に挑んだ札幌記念(GⅡ)で勝利しました。同レースの3歳牝馬制覇は、14年ハープスター以来7年ぶり3頭目。夏の札幌で態勢を立て直し、同世代との頂上決戦に挑みます。

 

桜花賞2着、日本ダービー(GⅠ)5着で、対抗馬に挙げられていたサトノレイナスは故障で戦線離脱。筆者はソダシの逆転候補1番手と考えていたので残念です。

となれば、もう1頭の春GⅠ馬、オークス優勝のユーバーレーベンが「打倒ソダシ」の筆頭候補になります。オークス後、左前肢の炎症で態勢が整わず、レースを挟まずに秋華賞へ直行。順調さを欠いただけに、どこまで調子を戻しているかがポイントになります。

 

GⅠ馬に加え、春の善戦馬も有力候補に名を連ねます。桜花賞4着、オークス2着だったアカイトリノムスメ、桜花賞3着でトライアル紫苑ステークス(GⅢ)を制して距離にメドが立ったファインルージュ、桜花賞とオークスいずれも5着のアールドヴィーヴル。3頭は初GⅠ制覇を目指します。

そして秋の3歳GⅠ恒例ともいえる夏の上がり馬の存在を忘れてはいけません。トライアルのローズステークス(GⅡ)を制したアンドヴァラナウト。4月、桜花賞の2週後に未勝利戦を勝ち上がり、8月に1勝クラスを突破。ローズステークスは、アールドヴィーヴルら春のGⅠ好走馬もいた中で勝利しました。既存勢力の上位馬とは今回が初対戦。GⅠ初挑戦で下克上を狙います。

 

あるぞ「乱菊」 混戦必至の3冠最終戦~菊花賞

3歳世代GⅠを締めくくる一戦は大混戦が予想されます。10月24日、3歳牡馬の3冠最終戦となる菊花賞(GⅠ、阪神・芝3000m)が行われます。

 

「乱菊」。3歳馬にとっては未知の距離3000mの長丁場を乗り切るため、スピードだけでなくスタミナも問われる特殊なレース。春に能力を発揮できなかった馬や力をつけてきた上がり馬など、思わぬ伏兵が浮上することも珍しくありません。

単勝7番人気のビッグウィークが勝利した10年は、皐月賞、日本ダービーと春のGⅠを勝利した馬が不在。最後の1冠に間に合った新星が激走を見せました。

 

今回も11年前と同じ状況になる可能性があります。皐月賞馬エフフォーリアは天皇賞・秋を選択。ダービー馬シャフリヤールは、最重要トライアルレースの神戸新聞杯(GⅡ)で4着に敗戦。正式な菊花賞参戦はアナウンスされていません。

出走予定馬は今後発表されますが、現状の有力馬は神戸新聞杯組。優勝したステラヴェローチェは皐月賞、日本ダービーいずれも3着。2頭のチャンピオンホース不在なら今回は主役です。

2着のレッドジェネシスは春に思うような結果を出せなかった馬。持久戦なら引けを取りません。3着モンテディオは春に出走がかなわなかったGⅠに手が届きました。不惑の一発を狙います。

 

他にも春のGⅠ上位馬などの出走が予定されていますが、抜けている馬はいません。実績だけでは判断できないスタミナだけで有力馬を逆転できる可能性も高まります。久々にアッと驚くような菊花賞になるかもしれません。

 

各世代代表のハイレベル決戦に期待~天皇賞・秋

21年のGⅠレース最高の一戦になるかもしれません。10月31日、東京競馬場で天皇賞・秋(GⅠ、芝2000m)が行われます。

3冠馬コントレイル(牡4)、マイル女王グランアレグリア(牝5)、皐月賞馬エフフォーリア(牡3)。各世代のトップが参戦を表明しています。こうして名前がそろうだけでも壮観ですが、同じレースで走るとなると楽しみしかありません。

 

コントレイルは4月の大阪杯3着。雨の影響を受けた馬場に対応できず敗れました。薄氷の勝利だった20年菊花賞から続いた激戦の疲れを癒して再始動。3冠馬として負けられない戦いに臨みます。

グランアレグリアは5月のヴィクトリアマイル(GⅠ)を4馬身差の圧勝。牝馬同士の戦いでは、一枚どころか二枚も三枚も抜けています。2000mは大阪杯で4着。6戦4勝と得意の東京競馬場ですが、距離の壁が最大の敵です。

3歳馬エフフォーリアは同世代の菊花賞ではなく、年長馬との戦いを選びました。これまで2000mは3戦3勝、東京競馬場は3戦2勝2着1回。適性、さらに年長馬との斤量差を少しでも生かしてタイトルを積み重ねたいところです。

 

今回はここまで。

次回もお楽しみに!

 

 

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