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競馬ページ担当の おかだ です!
このページでは、競馬観戦歴10数年、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。
3歳春のGⅠレース回顧、今回は牝馬編。桜花賞、オークスで結果は変わったものの、両レースで好走した馬が秋も主役になりそうです。
白毛の女王は巻き返せるのか~ソダシ
常識を覆し続ける白毛の女王。オークス(GⅠ)で敗れた桜花賞馬ソダシは、最後の1冠で巻き返しを狙います。
5連勝で桜花賞(GⅠ)を制覇。体質の弱さなどから競走能力が他の毛色の馬と比べて劣るとされる白毛馬では、初のクラシックレース優勝でした。しかし、1600mから2400mに距離が伸びたオークスで8着。戦前から不安視されていた距離の壁に泣きました。
次の大きな目標は3歳牝馬3冠最終戦の秋華賞(GⅠ、10月17日、阪神・芝2000m)。近年は夏を休養に充てて直行という馬も増えてきましたが、9月のトライアルレースを挟んで本番を迎えるローテーションが王道です。
万全の態勢で秋華賞を迎えるために、札幌記念(GⅡ、8月22日、札幌・芝2000m)への参戦プランが浮上。レース間隔をなるべく詰めずに本番に臨めるメリットがあります。
しかも札幌は、20年9月に札幌2歳ステークス(GⅢ)で初重賞制覇を果たした相性の良いコース。年長馬との対戦となるため、斤量の恩恵を受けられることもプラス要素です。
どのようなローテーションで秋華賞に向かうのか。毎年、豪華メンバーが集う札幌記念への参戦は実現するのか。動向に注目です。
大目標のオークス制覇~ユーバーレーベン
ソダシら桜花賞組を破ってオークスを制したユーバーレーベン。2歳時からソダシ、サトノレイナスらと接戦を繰り広げきた馬が、最大目標のレースで最高の結果を残しました。
脚部不安で桜花賞をパス。目標を切り替えてレースを使われましたが3着続き。なんとか賞金でオークス出走ラインをクリアし、2400mの過酷な戦いを制しました。
父は中・長距離GⅠ6勝のゴールドシップで、距離延長に不安はありませんでした。先行して後続をねじ伏せるソダシとは対照的に末脚で勝負するタイプ。直線の長い東京で力を発揮しました。
秋華賞は優勝候補の一角として、追われる立場に変わります。無敗の女王を破った力は本物か。世代最後のGⅠレースで証明します。
牡馬相手に力示した~サトノレイナス
桜花賞2着のサトノレイナスは、果敢に牡馬に挑戦。日本ダービー(GⅠ)は5着でした。
敗れはしたものの、能力の高さを示しました。3コーナーでは2番手。直線に入るあたりで早めに先頭に立ちました。最後まで粘り、3、4着馬とはタイム差なしの5着。上位馬との差を感じさせない走りでした。
後方から追い込むレースばかりだった紅一点の牝馬。大一番で厳しい競馬になっても牡馬と互角に戦えたことは、大きな価値があります。
秋は秋華賞を目指す予定。牝馬同士のGⅠは2着続き。最後の1冠は絶対に譲れません。
坂のある秋華賞は例年以上にタフ?
牝馬路線は前述の3頭と、春のGⅠ2レース連続で上位に入線したアカイトリノムスメ、アールドヴィーヴルを加えた5頭がトップグループを形成。秋華賞でも中心となりそうです。
今回は京都競馬場改修工事のため阪神競馬場で行われます。距離は変わりませんが、直線に坂があります。平坦な京都にはなかった、スタート直後の坂。芝コースを1周回って最後にも坂が待っています。
そして牡馬同様、夏に力をつけてくる上がり馬には注意。20年秋華賞3着のソフトフルートは2勝クラスのレースを勝利し、初のGⅠ挑戦で上位に食い込みました。
例年以上にタフさが求められそうな秋の一戦。ひと夏を越して成長してくる馬たちが、どう乗り越えるのか。今から楽しみです。
今回はここまで。
次回は上半期の総決算・宝塚記念(GⅠ)です!