【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」春の福島スタート 地震被害で1週遅れの無観客開催

f:id:mimiyori_media:20220415183324j:plain

無観客ですが22年の春は福島に競馬が帰ってきます(写真はイメージ=photoAC)


こんにちは!

競馬ページ担当の おかだ です!

 

4月16日から春の福島開催がスタート。筆者にとっては故郷の開催ということで毎年楽しみにしています。

しかし、前年から地震の影響が続いています。21年の春は新潟に振り替えてレースが行われ、夏は無観客。22年は本来の開幕日だった4月9日から1週後ろにスライドして無観客開催となります。

ファンの姿はありませんが、3週間、白熱のレースは行われます。21年の福島開催、今回の地震の影響などを振り返りながら、春開催ならではの見どころも紹介していきます。

 

 

1年前は開催できなかった

21年2月13日、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生。東日本大震災からちょうど10年を迎える矢先の出来事でした。

春の開催を前に、福島競馬場も地震の被害を受けました。競馬場がある福島市の揺れは震度6弱。スタンドでは壁が壊れ、天井のパネルも落下。スプリンクラーの破損もありました。

被害は大きく、約2カ月後の春開催までに復旧は間に合わず中止。東日本の主場として行われる夏開催は無観客開催となりました。

 

復旧工事は10月末に終了。11月の秋開催は観客を入れて開催することができました。福島開催だけで見れば、約1年ぶりの有観客開催でした。

ようやく目の前でレースを見ることができた福島のファンは、22年は春・夏・秋いつも通りの開催を待ち望んでいたことでしょう。

 

無観客でも開催にこぎつけた

東日本大震災から11年が過ぎた22年3月16日、再び福島県沖を震源とする地震が発生。福島市の震度は6弱でした。

今回の地震でも壁の破損など被害が確認されました。それでも、1年前の地震による復旧工事の効果もあり、被害は軽微なものだけで済みました。

 

施設の調査などに時間を要したため本来の4月9日スタートとはなりませんでしたが、1年前は中止だった春の福島競馬が戻ってきます。

日程は4月16日~5月1日。伴って新潟開催も1週後ろにスライドして5月7日に開幕。5月29日の日本ダービー(GⅠ)当日は、例年の2場開催から3場開催になります。

 

1年前のことがあったので、筆者は「今年もダメか…」と考えてしまいました。無観客とはいえ、開催されるだけでも嬉しいことです。

少し気は早いですが、七夕賞など名物レースが行われる夏には、昨秋以来となる有観客での開催実現を期待しています。

 

若手騎手の活躍に注目

春の福島開催はGⅠが行われる中山・阪神の裏開催ですが、第3場のローカル開催ならではの楽しみ方があります。

 

注目は、東西の主場から離れて騎乗機会を求めにやって来る若手騎手。裏開催に回ってくれば、トップジョッキーが集うメインの競馬場よりも騎乗するチャンスは確実に増えます。

しかも3月デビューの新人騎手も多数参戦するため、初勝利の瞬間を目の当たりにできます。16年の春開催では、16年ぶりに誕生したJRA女性騎手の藤田菜七子騎手が初勝利を挙げました。今回は無観客なので、初勝利の瞬間に立ち会えたら、テレビなど画面の前で拍手を送りましょう。

22年3月デビューのルーキーでは、すでに初勝利を挙げている佐々木大輔騎手、西塚洸二騎手が開幕週から参戦。また、福島県出身の土田真翔騎手の地元デビューも期待されます。

 

レースのほうでは、春開催唯一の重賞競走となる福島牝馬ステークス(GⅢ、芝1800m、4月23日)に注目。ちょうど他の競馬場でGⅠや重賞がない日で、トップジョッキー参戦の可能性もあります。

1着馬にはヴィクトリアマイル(GⅠ、東京・芝1600m、5月15日)の優先出走権が与えられるGⅠ前哨戦。みちのく福島から女王を目指す牝馬たちの戦いに期待が高まります。

 

今回はここまで。

次回もお楽しみに!

 

 

mimi-yori.com

 

mimi-yori.com