【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 “強い牝馬”続々登場~上半期回顧

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宝塚記念を制したクロノジェネシス。想像を超える圧勝だった(写真:おかだ、19年5月東京競馬場)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

今回は牝馬が席巻した上半期のGⅠレースを中心に振り返っていきます。宝塚記念(GⅠ)を制したクロノジェネシス(牝4)も含めて、牝馬の強さが際立った20年の前半戦になりました。

秋への展望も含めて、春のGⅠ戦線、主に4歳以上のレースに焦点を当てます。

なお、3歳GⅠについては6月12日の記事(歴史を動かした2頭の無敗2冠馬~3歳G1回顧)で振り返りました。

 

 

 

 

予想以上の圧勝劇~宝塚記念

6月28日、阪神競馬場で行われた上半期を締めくくるグランプリレース宝塚記念(GⅠ)は、北村友一騎手騎乗のクロノジェネシスが優勝。19年秋華賞以来、GⅠ2勝目を挙げました。

外の16番枠からスタートを決めて、先行集団を見ながらの競馬。北村騎手が折り合いをつけながら、仕掛けどころを待っていました。

3コーナー過ぎから、後方にいたキセキ(牡6)が進出。同時にクロノジェネシスも動いて一気に先頭集団に並びました。4コーナーで先頭に立つと、最後の直線は独壇場。2番手以降を突き放して6馬身差の圧勝でした。

筆者も前回の記事で本命に推しましたが、ここまで差が開くとは思っていませんでした。テレビで見ていましたが、ゴール前ではあまりの強さに言葉が出ませんでした。

重馬場の京都記念(GⅡ)勝利など、悪くなった馬場は大得意。レース前に大雨が降って、馬場悪化に拍車がかかったこともプラスになりました。

とはいえ、2着に1秒差。単に、悪い馬場が得意なだけでは説明がつかないほどの圧勝です。勝利の要因として、馬自身の成長が挙げられます。今回は前走の大阪杯(GⅠ)からプラス10キロ。デビュー以来最高の464キロでの出走でした。

一番軽かった19年5月のオークス(GⅠ)と比較して30キロ以上増えています。今なお成長が続いており、力をつけていることは明白。惜敗もあった3歳時と同じように考えてはいけません。確実にパワーアップしています。

夏は休養に充てて、秋の復帰が見込まれます。次走は未定ですが、同馬を応援し続けている筆者の希望は、エリザベス女王杯(GⅠ、阪神・芝2200m、11月15日)で未だ先着したことのない同じ4歳のラヴズオンリーユーとの対戦です。


芝GⅠは牝馬が上位独占

前回の記事でも触れましたが、3歳、障害、牝馬限定戦を除いた芝GⅠで牝馬の活躍が目立ちました。

高松宮記念(中京・芝1200m、3月29日)
1着モズスーパーフレア(牝5)
2着グランアレグリア(牝4)
※1着入線馬失格による繰り上がり

大阪杯(阪神・芝2000m、4月5日)
1着ラッキーライラック(牝5)
2着クロノジェネシス(牝4)

安田記念(東京・芝1600m、6月7日)
1着グランアレグリア(牝4)
2着アーモンドアイ(牝5)
4着ノームコア(牝5)

宝塚記念(阪神・芝2200m、6月28日)
1着クロノジェネシス(牝4)


該当するGⅠは5レースで牝馬が4勝。牡馬唯一の勝利は天皇賞・春のフィエールマン(牡5)でした。

特筆すべきは1、2着の上位独占。GⅠ馬も多く出走し、どのレースも決して牡馬のメンバーが手薄だったわけではありません。安田記念では出走した牝馬3頭すべてが掲示板、5着以内に入りました。

逃げ切った馬、他馬を寄せ付けず圧勝した馬。いずれも強い競馬で、牝馬であることを忘れてしまいそうなほど、印象に残るレースが続きました。

アーモンドアイ、リスグラシューなど近年はコンスタントに牡馬と互角以上に戦う強い牝馬が登場。距離も1200mから2000m以上と幅広いカテゴリーで、違ったタイプの馬が出てきています。成長・充実期にある牝馬がこれだけ同じ時期に固まることは珍しいです。

3歳にもデアリングタクトという新たな女王候補がいます。今は結果が出ていなくても、夏を経て成長してくる馬もいるでしょう。牝馬優勢の時代が終わる気配はなさそうです。

牝馬の話題といえば、7月5日、欧州転戦中のディアドラ(牝6)が英国のGⅠ・エクリプスステークスに挑みます。最強牝馬エネイブルやガイヤースなど中距離GⅠでおなじみの強力牡馬勢を相手に、海外GⅠ2勝目を目指します。


牡馬の逆襲と3歳馬参戦

秋に向けても、アーモンドアイの芝GⅠ8勝再挑戦、春のGⅠで勝利した馬たちの動向など中心は牝馬ですが、リベンジに燃える牡馬たちの存在を忘れてはいけません。

宝塚記念4着に敗れたサートゥルナーリア(牡4)。クロノジェネシスとは対照的に、直前の雨に泣きました。

馬場状態は悪い、距離も長い、仇になった内枠。負けるべくして負けた印象です。秋も先着を許し続けている牝馬との対戦が予想されます。春は存在感を示せなかった4歳牡馬勢の大将格として結果が求められます。

天皇賞・春を制したフィエールマンは、宝塚記念を回避して一足早く休養。秋はどのレースに参戦するのか。強豪牝馬との対戦はあるのか。動向が注目されます。

秋の楽しみはもう1つ。世代限定GⅠを走り終えた3歳馬です。コントレイル、デアリングタクトなど牡牝双方のトップホースが、どのタイミングで年上の馬たちと対戦するか期待が高まります。

コントレイルはジャパンカップ(GⅠ、東京・芝2400m、11月29日)参戦の可能性があります。どのようなメンバーがそろうのか今から楽しみです。


無観客競馬について

夏競馬も続きます。7月19日までの開催は、観客を入れない形で実施。無観客での開催が始まった2月の終わり頃は、この時期まで続くとは全く考えていませんでした。

地方競馬では場外馬券場の発売が再開されます。野球などプロスポーツでも観客を入れて試合を行う動きも出てきました。

観客を入れた通常開催となれば、多くの人が集まることは容易に想像できます。何かがあってからでは遅く、通常に戻すには慎重に判断しなければならない部分もあります。

クリアすべき課題は多くありそうですが、無観客でもレースが続くことに変わりはありません。必ず競馬場に歓声が戻ってくることを信じて、夏競馬を楽しみたいと思います。


今回はここまで。
来週から夏競馬の期間は、週末の重賞から1レースをピックアップ。過去の優勝馬やレースにまつわる話題を紹介します。まずは夏の福島伝統のGⅢ・七夕賞からスタートです!



参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト