【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 充実期迎えた牝馬の勢い~宝塚記念

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大阪杯覇者ラッキーライラック。充実期の女王は再び牡馬を倒せるか(写真:おかだ、19年2月中山競馬場)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

今回は6月28日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(GⅠ、芝2200m)を取り上げます。

無観客競馬はGⅠシーズンの最後まで続くことになってしまいました。歴史に残る戦いのすべてが、歓声のない競馬場で繰り広げられることになります。

例年、多くの馬が海外に遠征する時期。しかし、新型コロナウイルスの影響で、ローテーションの修正を余儀なくされた馬が多く出ました。国内のレースで豪華なメンバーがそろった要因でもあります。

上半期の総決算、GⅠ馬8頭が集まりました。充実期を迎えて勢いに乗る牝馬、波に乗れない4歳牡馬世代の代表、復活が待たれるGⅠ馬。いずれも目指すはグランプリの頂点です。

 

 

 

 

この春のトレンド「牝馬ワンツー」

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大阪杯2着のクロノジェネシス。力勝負なら逆転も視野(写真:おかだ、19年5月東京競馬場)

20年上半期、古馬の芝GⅠは牝馬のワンツーフィニッシュが続きました。高松宮記念、大阪杯、安田記念。牡馬の一線級もそろっていた中での結果です。

大阪杯覇者のラッキーライラック(牝5)、2着クロノジェネシス(牝4)が参戦。大阪杯同様、牝馬はこの2頭だけです。

19年秋から勢いが止まらないラッキーライラック。かつての2歳女王は、一時期の低迷が信じられないほど、見事に復活しました。

大阪杯は3番手からの競馬。4コーナー付近で外から来た馬にかわされポジションを下げる場面もありましたが、最後の直線で進路が開くと、力強く脚を伸ばして先頭でゴールしました。

19年11月のエリザベス女王杯(GⅠ)勝利から、香港遠征と帰国後初戦の中山記念(GⅡ)で2着好走。牝馬との戦いはもちろん、牡馬とも互角以上の戦いを演じてきました。

ファン投票は今回のメンバー最上位の2位。グランプリ制覇で、さらなる高みを目指します。


大阪杯は2着に敗れたクロノジェネシス。クビ差で敗れはしましたが、負けて強しの内容でした。

道中は外の3番手。4コーナーから動いて先団に取り付くと、先頭に立つかというところで、内からラッキーライラックが伸びてきました。優勝はできませんでしたが、初めてとなる牡馬とのGⅠで健闘しました。

20年初戦の京都記念(GⅡ)では10キロ近く成長した姿を披露し、レースも勝利。20年は3歳時以上の活躍が期待されています。

前走から200mの距離延長は問題なく、時計を要するこの時期の阪神コースも苦にしないでしょう。近2走のように先行するような競馬ができれば、逆転の場面があっても不思議ではありません。


存在感示したい4歳牡馬~サートゥルナーリア

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GⅠ3勝目に挑むサートゥルナーリア。存在感を示したい(写真:おかだ、19年12月中山競馬場)

春の古馬GⅠ戦線、1つ上の先輩や牝馬の活躍で存在感を示せなかった4歳牡馬勢。総大将のサートゥルナーリア(牡4)がついに登場します。

3月の金鯱賞(GⅡ)は結果が出ていなかった左回りコースでの競馬。負担重量も一番重い58キロでしたが、ここでは役者が違いました。道中5番手から上がり最速33秒2で、2着に2馬身差。着差以上に力の違いを見せつけました。

この後、香港遠征の予定もありましたが、目標を宝塚記念に切り替えて調整されてきました。3歳時から間隔をあけて使われてきたことから、3カ月ぶりの休み明けでも心配はありません。

3歳秋から年上の馬たちと戦ってきました。19年12月の有馬記念(GⅠ)で2着。勝ち馬には大きく離されましたが、世代のトップ、そして競馬界を引っ張っていく存在として力を示していました。

春のGⅠは今回が初めてですが、ここで結果を出せば秋に向けて楽しみがさらに広がります。

19年のクラシック戦線をにぎわせた4歳牡馬は順調さを欠き、休養している馬もいます。4歳牡馬が出走可能な芝1800m以上の重賞(1月~宝塚記念前まで)で見ると、現4歳世代は4勝、19年の4歳(現5歳)世代は8勝。短距離のGⅠなどを含めると、さらに差は広がります。

20年前半戦、GⅠで結果を出した4歳牡馬を挙げると、大阪杯3着のダノンキングリーが目立った程度。例年以上に現4歳世代の存在感が薄いことは明らかです。経験豊富な先輩馬たちを倒して、再び競馬界の主役に名乗りを上げます。


さらなるタイトル奪取へ

他にも多くのGⅠ馬が参戦しています。仕切り直しの一戦、久々のGⅠ勝利をつかみ取りたい馬。状況は違いますが、いずれの馬も狙うは勝利のみです。

19年12月の香港ヴァーズ(GⅠ)以来となるグローリーヴェイズ(牡5)。ようやく20年最初のレースを迎えます。

3月のドバイ国際競走を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響でレースは中止。走ることができないまま帰国しました。仕切り直しの一戦は上半期ラストGⅠ。海外でのタイトルを引っ提げて、初コンビのダミアン・レーン騎手とともに国内GⅠ勝利に挑みます。

近5戦、GⅠ・GⅡで掲示板を外していないワグネリアン(牡5)。常に上位で走ってはいますが、なかなか白星をつかむことができていません。気づけばGⅠタイトルは18年ダービーのみ。そろそろ新たな勲章を手に入れたいところです。

18年の有馬記念(GⅠ)勝ち馬ブラストワンピース(牡5)。この1年、GⅡでの勝利はあるもののGⅠでは結果が出ていません。宝塚記念は初参戦ですが、力を要する馬場は好条件。見限るわけにはいきません。

最近のレースでスタートが課題だったキセキ(牡6)。前走の天皇賞・春(GⅠ)は、出遅れずにゲートを出て、途中から先行する形で6着。目立った逃げ馬が見当たらない今回は、展開のカギを握る1頭になりそうです。スタートから要注目です。


それでは筆者の見解です。

本命クロノジェネシス、対抗ラッキーライラック。大阪杯と変わりません。春のGⅠで何度も見た牝馬のワンツー。上半期の締めくくりも、牡馬を負かしてほしいです。

距離延長と馬場適性でクロノを上位に取りました。ラッキーも2200mは対応できると思いますが、より時計がかかるようなレースは、クロノに分があると思います。過去10年で7頭が勝利している外の8枠に入ったこともプラス要素です。

個人的には2頭とも3歳時の牝馬GⅠ戦線で本命を打ち続けた馬でもあります。本命、対抗としましたが差はありません。大阪杯は最高の結果でした。今度はグランプリで輝く姿を見せてほしいです。

2頭の他、サートゥルナーリア、ワグネリアン、ブラストワンピース、距離短縮で先行できれば面白そうなダンビュライト、前哨戦の鳴尾記念(GⅢ)3着で復調気配のレッドジェニアルまで押さえます。



今回はここまで。
次回は宝塚記念を含めて上半期の競馬を振り返ります!



参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト