こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!
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11月14日に行われたエリザベス女王杯(GⅠ、阪神・芝2200m)は、単勝10番人気、幸英明騎手騎乗のアカイイト(牝4)が大金星。3強と目されたレイパパレ、アカイトリノムスメ、ウインマリリンなどを破りました。
今週は最強マイラーを決める一戦。11月21日にマイルチャンピオンシップ(GⅠ、阪神・芝1600m)が行われます。連覇に挑むマイル女王グランアレグリア(牝5)は、今回がラストラン。最後のGⅠで、これまで越えられなかったハードルに挑みます。
1カ月以内の連戦は鬼門~グランアレグリア
得意の距離で、もう一花。天皇賞・秋(GⅠ)3着のグランアレグリアは、最後に好相性の舞台を選択しました。
当初、天皇賞の後は12月の香港国際競走も選択肢にありましたが、国内のレースを選びました。史上6頭目の連覇、そして牝馬6頭目となる獲得賞金10億円突破が懸かります。
阪神の芝1600mは過去3戦2勝、3着1回。唯一の敗戦は2歳時の朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)でした。初の関西遠征、初の牡馬との対戦と初物づくしの中で3着。牝馬では大健闘と言えます。
天皇賞の2000mから距離短縮、輸送の問題もすでにクリアできていることを考えれば盤石ですが、断言はできません。問題はレース間隔です。
19年4月7日:桜花賞1着→19年5月5日:NHKマイルカップ5着(4位入線から降着)
21年5月16日:ヴィクトリアマイル1着→21年6月6日:安田記念2着
いずれも勝利したレースから1カ月以内に走った時の成績。今回は10月31日の天皇賞・秋から中2週で、安田記念と同じ間隔です。NHKマイルカップ、安田記念は、全8勝中4勝を挙げている東京競馬場でのレース。得意舞台でも崩れています。
勢いづく3歳勢、復活を期すGⅠ馬、重賞実績が光る伏兵陣とメンバーはそろいました。安田記念と同様の事態が起きても不思議ではない状況。ラストランは、自分自身との戦いです。
女王越えのラストチャンス~シュネルマイスター
3歳マイル王のシュネルマイスターが再び女王に挑みます。
5月のNHKマイルカップ(GⅠ)を勝利し、3歳代表として挑んだ6月の安田記念はダノンキングリー、グランアレグリアに次ぐ3着。2頭とはわずか0秒1差の惜敗でした。
夏の休養を経て、10月10日の毎日王冠(GⅡ)に出走。安田記念より体重を8キロ増やし、成長した姿でターフに戻ってきました。
スタートが決まらず、道中は後方からの競馬になりましたが、直線は外から力強く脚を伸ばしました。ゴール寸前、ダノンキングリーをアタマ差捉えて勝利。リベンジを果たして、堂々とGⅠに駒を進めてきました。
あとは女王グランアレグリアを倒すのみ。今回がラストチャンス。勝てばマイル路線の次の主役は確実なものになります。
3歳馬は他にも、2歳GⅠを制したグレナディアガーズ、ダノンザキッドなども出走。一気に世代交代を狙います。
復活のきっかけをつかみたいGⅠ馬
ラストランの女王や若駒が注目される中、軽視されそうなGⅠ馬たちに注意が必要です。
2歳時に朝日杯フューチュリティステークスを制したサリオス(牡4)。久々の勝利をGⅠで飾りたいところです。
20年10月の毎日王冠(GⅡ)以来、勝ち星がありません。GⅠに3戦続けて出走し、5着、5着、8着。毎日王冠までは2着以下に敗れたことのなかった超堅実派が壁にぶち当たっています。
同期でGⅠ戦線の主役だったコントレイルは次週のジャパンカップで引退を迎えます。ライバルの引退を前に、復活の勝利でお膳立てとなるでしょうか。
19年の覇者インディチャンプ(牡6)は、近走惜敗続き。GⅠでは2~4着と安定して走ってはいるものの、1着はありません。
下の世代の台頭は大きく影響していますが、実績はトップクラス。豊富な経験を武器に再びトップの座を狙います。
それでは筆者の見解です。
ここまで有力馬を紹介しましたが、本命は全く別の馬。9月の京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)で初重賞制覇を果たしたカテドラル(牡5)です。
先週のエリザベス女王杯を含め、現在、阪神競馬場の芝コースは外から差せる馬が優勢。外枠に入った差し馬で、1600m以上の距離適性も求められるような力の要る馬場をこなせる。さらに阪神1600mで勝利経験もあって、過去にはGⅠでも馬券圏内に入着あり。好走できそうな条件がそろったにもかかわらず、忘れられそうなカテドラルに一発を期待します。
相手はレース間隔に不安の残るグランアレグリア、内枠に入ったシュネルマイスター、サリオス、インディチャンプ。他、グレナディアガーズ、ケイデンスコールと手広く。有力馬が盤石とはいえず、一波乱あっても驚けない状況です。
今回はここまで。
次回もお楽しみに!